京都市バス運行情報案内システム
言語処理学会で発表されていたもの。電話で現在地と行き先を言うと、どこ行きのバスに何番乗り場で乗ればいいか、そのバスは今どこにいるのか、を教えてくれる、というもの。音声認識と音声合成を使っていて、中の人はいません(たぶん)。
ためしに電話して「京都駅から金閣寺まで」と言ってみたら、一発でちゃんと認識されました。語彙が限られてるから、不特定話者でも充分な精度が出せるのかな。
累計で500回以上使ってるユーザもいる*1とか。
ちなみに、京都の市バスは混雑での遅れが多くて、いつ来るのか分からんってのが背景にあるらしいです。その問題を解決する方向としては間違ってるような気もしますが(笑)、音声認識を使ったシステムが日常的に使われてるってのは面白いですね。
*1:発信者番号で識別している。